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ならの薬草見学会吉野山にて
平成13年6月9日(土)
写真のページへ(観察できた植物の写真の一部です)
見学会では野生の薬草の他いろいろな植物も観察することができました。

吉野山
大峰山脈の北端、南北に続く約8qの尾根。役行者が大峰山に金剛峯寺を創建以来、修験道の聖地となり、鎌倉時代には義経・静御前の悲話の舞台、南北朝時代には南朝行宮のあった所として数々の哀史、史跡が残っている。蔵王権現の神木として植えられた“桜”は日本一の桜の名所として有名になった。紅葉の名所でもある蔵王堂から竹林院周辺の登山道は土産物店が軒を連ねる。
(yahooより抜粋)


今回のコース
吉野 蜻蛉の滝から吉野山を歩く


ノート
日本最古の朝廷がおかれた奈良県は、古来からのくすりの原料である生薬とも深い関わりをもっています。疫病に備え、大和を中心とする近畿地方で薬用植物が栽培されたほか、中国等の諸外国から渡来の生薬も大和に集まりました。
また歴史的な要因だけではなく、地質的にも恵まれた奈良県は、種々の生薬の栽培に適した環境にあり。周囲を山地に囲まれ、十分な降水、夏期の暑さと冬期の寒冷、積雪の少なさなどです。
 江戸時代に入って、古くから薬用植物の栽培が行われてきた大和地方(奈良県)は、重要な一地域となりました。そして、より日本人の体質に合った、優良な生薬の種苗が育てられ、栽培されました。
 明治時代になると、北海道では開拓政策のもとで、薬用植物の大規模な栽培化が行われ、国内での生薬の栽培の中心は北海道となりました。
しかし、大和地方を中心として育まれた国内種苗とは、気候風土等の条件が異なり、またなるべく手間をかけない大量生産が中心となったため、それまでの品種とは違う生薬が栽培されることが多くおこりました。
(参考:「ならの薬のプロフィール」)